電気化学療法治療機器の導入

この度、当院では電気化学療法という新しいがん治療機器を導入しました。
電気化学療法は、抗がん剤を使用しながら腫瘍の部分に弱い電気刺激を与えることで、がん細胞の中に薬が入りやすくなり、治療効果を高める方法です。手術が難しい場所にできた腫瘍や、手術後に再発のリスクがある腫瘍に対して効果が期待されています。
がんの治療には「手術」「抗がん剤」「放射線治療」という三つの柱がありますが、放射線治療は県外の専門施設へ何度も通う必要があったり、費用の負担が大きかったりするため、現実的には選択が難しい場合も少なくありません。
電気化学療法は放射線治療ほど幅広い症例に使えるわけではありませんが、手術や抗がん剤治療と組み合わせることで、通院の負担を抑えながら、治療効果の向上や生活の質(QOL)の改善が期待できます。
また、これまで抗がん剤治療が難しかったウサギなどのエキゾチックアニマルにも応用できる可能性があり、治療の選択肢が広がります。
この治療法は近年、動物医療の分野で有効性に関する研究報告が増えており、日本国内でもこの1〜2年で導入する動物病院が増えてきています。
詳しい適応や治療内容については、どうぞお気軽にご相談ください。

導入した電気化学療法装置 ELECTROvet EZ とフットスイッチ