猫の新しい寄生虫予防薬
猫の新しい寄生虫予防薬を導入しました。実はすこし前に発売されていましたが、市場で品薄となっており、発売直後は副作用情報が不完全であることから少し導入を待っていたのです。
従来、猫の寄生虫予防薬としてはレボリューションという薬を最もお勧めしていました。これはノミ、ミミダニ、フィラリア、回虫など様々な寄生虫に対する効能があり、効能外ですがカイセン、シラミその他の寄生虫に効果が期待できる、非常に画期的な予防薬だったのです。特にミミダニやカイセンには従来は安全性を保証された治療薬がなかったこと、猫のフィラリア予防を勧めるにあたってノミ予防と兼ねた薬であれば妥当性が増すという面があり猫にとってあまりこれ以上の薬はないかなと思っていました。
ところが今年の8月にメリアル社からさらに画期的な予防薬が発売されました。今回発売されたブロードラインという薬はノミ、マダニ、フィラリア、回虫、鉤虫、瓜実条虫、猫条虫、多包条虫に対して効能をとっています。また、ミミダニやカイセン、シラミにも効能外で効果があるようです。例えば瓜実条虫というサナダムシはノミが媒介するので、これが見つかったらノミ駆除とサナダムシ駆除を複数の薬を使って行わなければいけなかったところを、今後はこの薬だけで両方がカバーできるのです。
この薬を発売したメリアル社はおやつタイプのフィラリア予防薬や有名なフロントラインを開発したしっかりしたメーカーです。薬の勢力図が変わる予感がしますね。